投資判断

信用格付の有用性

R&Iは、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定通りに履行される確実性(信用力)に対する意見として信用格付を付与しています。信用格付は、格付対象における信用力の序列を「AAA」等の符号の違いとして簡潔に表しています。この簡潔さから信用格付は、信用リスクの見極め、スプレッドの割高割安判断、社債運用に係る格付基準の遵守、売却タイミングの見極め等の信用リスクの判断や分析する際に広く用いられています。さらに格付アクションを公表するニュースリリースに記載する格付理由、格付符号を決定するために用いた格付方法等を読み込むことにより、信用格付をより有効に利用することができます。

R&Iの信用格付の質

投資判断において用いる信用格付の質は、どのように確認するのでしょうか。R&Iは、信用格付を付与した発行体が金融債務を履行しなかった事象(デフォルト)を集計して、格付符号別のデフォルト率を継続的に公表しております。(ご覧になりたい方はこちら)この様なデータにより、R&Iが付与した信用格付が期待した通りの序列性を示しているかを確認することができます。例えば、下図は1987年度から2016年度における平均累積デフォルト率(5年)を格付別に示したものです。R&Iの信用格付が高いほどデフォルト率が低く、信用格付が低いほどデフォルト率が高いということがわかります。

平均累積デフォルト率(5年)(単位:%)

平均累積デフォルト率(5年)(単位:%)

・平均をとった計測期間は1978年度~2016年度

[出所:R&I Rating Transition StatisticsよりR&I作成]